矯正歯科Q&A

矯正歯科Q&A

Q.矯正治療はいつ頃から始めるのが良いのでしょうか?

A.症状によって異なりますが、お子様の歯並びを気にされているのであれば6~7歳の頃(前歯が永久歯になり6歳臼歯が萌えてくる時期)に一度相談されると良いかと思います。特に受け口や出っ歯など、骨格的に問題がある可能性が高い場合には早めに相談された方が良いと思います。

Q.大人になってからでは遅いですか?

A.いいえ、そんなことはありません。近年特に大人になってから矯正治療を始められる方も増えております。歯を支えている骨(歯槽骨)が健全であれば治療は可能です。 しかし大人になるほど顎の骨が頑丈になってしまうので、お子様よりも治療期間が長くなったり、あるいは永久歯を抜かなければならない可能性が高くなります。

Q.避けたほうがよいクラブ活動はありますか?

A.柔道、空手、ラグビー等の常に体と体がぶつかり合うような激しいスポーツはあまりお勧めできません。ぶつかった時の衝撃で矯正装置が壊れやすく、同時に装置により自分や相手が怪我をする可能性もあるからです。どうしてもの場合にはマウスピースのようなガードをはめて競技をしてもらうことになりますが、それでもできるだけ避けたほうがよいでしょう。また吹奏楽の場合、楽器の種類によっては装置が楽器にぶつかってしまい、最初のうちは上手に吹けなかったりあるいは装置が壊れてしまうことがあります。しかし時間の経過とともに次第に慣れてきて、そのようなことは自然に無くなる場合が多いですので特に問題はありません。

Q.どれ位の周期で通院するのですか?

A.1か月に1回のペースで通院していただきます。従って、治療が終わるまで通常1年から3年位はかかります。

Q.痛みはありますか?

A.装置を付けたり、調整したあと2~3日は痛みが出ることがあります。しかしそれは歯が矯正力を受けて動くことによって生じる痛みですので、病的なものではありません。我慢できない場合には痛み止めをお出しいたしますが、患者さんも通院を繰り返しているうちに慣れていらっしゃるようで、今まで痛み止めを出した方は1人もおりません。

Q.食べてはいけないものはありますか?

A.ガム、キャラメル等のくっつきやすいものは避けたほうがよいでしょう。氷やあめ玉のような塊を噛むのは厳禁です。お煎餅やりんごのような固いものは、あらかじめ小さく割って(切って)奥歯で少しずつ噛むようにすれば問題ありません。

Q.本人(子供)が治療に乗り気でない場合は避けたほうがよい?

A.そうですね。特に矯正治療の場合、家で別の装置を使ってもらわなければならないこともあって患者さんの協力が不可欠です。そのようなことが守れないと治療に支障が出る可能性が高くなります。従って、お子様にどうして矯正治療が必要なのかを十分説明をして納得してもらうことが大事だと思います。もちろん、来院していただければ私からも説明をいたします。